くねくねと山から山へ。集落から集落へ。
こっちへ行ったら何があるんか、どんな景色になるんか。
対向車が来んことを祈りながらもわくわくする。
ダム発見。
清水発見。
一望できる景色はバツグン。気持ちがいい。
この林道も冬になると通行止めに。
雪が溶けるまではさようなら。
さっきNHKでチベット山奥の村のドキュメンタリーやっとった。
その村は2ヶ月間だけ町へ通じる道が開ける村。
それ以外は雪で道が埋まる。
道は4,000m以上の山を越えるがけっぷちの細い悪路を含む片道3日間。
道が開けた期間に馬と自分の足で物資を輸送する。
そこに出てきた男の人は町で洗濯機を買って担いで村に帰っとった。
結婚した時にはタンス、子供が出来た時には乳母車、テーブル、電気が通ったらテレビ。
物が増えていくことが幸せそうじゃった。
不便で危険。でもこの人はこの村で暮らしたいって言っとった。